ステロイドは薬かどうかの議論
ステロイドは薬なのかという議論があります。
このような議論には二つの原因があります。
一つには、薬としてのステロイド以外に、ホルモンとしての副腎皮質ステロイドホルモンがありその事を言う場合です。
また、シクロペンタヒドロフェナントレンの誘導体の有機化合物の総称としても、ステロイドという言葉が使われてもいます。
これらは皮膚科治療の薬として開発された、いわゆる薬としてのステロイドとは違います。
これらを指す時、ステロイドは薬ではありません。
しかし、ステロイドは薬なのかともっとも議論される部分は、薬品としてのステロイドの効果についてです。
ステロイドを使用すると、炎症を抑え、また免疫作用の働きを弱めることでアレルギー反応を抑える事ができ、アトピー性皮膚炎などの様々な皮膚疾患の症状を緩和します。
しかし、その反面副作用も数多く報告されているのです。
例を挙げると、毛が伸びて濃くなる、皮膚の萎縮が起こる、塗った場所が赤くなる、色素脱失、毛細血管が拡張する、紫斑が出る、皮膚の感染症の悪化や誘発・慢性化などの症状が起こる場合があります。
これらは必ず起こるわけではありませんが、このように副作用が多いため、本来症状を良くするための薬が様々な症状を引き起こしている事から、ステロイドは薬なのかという議論が起こってくるのです。

